野菜ジュースってどうですか? - めりはり食選び        
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体と心に心地いい、
ジュースの楽しみ方を考える
「ジュース実験室」

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大好きだというパックの野菜ジュース。
「これってどう?」という質問をいただきました。

裏側を見ると、
体に良さそうな野菜がずらり。
それにプラスにして、
ビタミンCとクエン酸と香料。

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まず、添加物を解説すると


ビタミンC
ビタミンをプラスしてくれてる?
わけではなく、
これは退色防止のための添加物。
アスコルビン酸(ナトリウム)という
添加物。
名前が長いので「ビタミンC」
または「V.C」と表記できるルール。

クエン酸
酸っぱさを出すための添加物。
糖と合わせて「甘酸っぱい」オイシサを
作ります。

香料
香料と一言で書かれているけど
実際は何十種類もの化学物質を
組み合えせて作る。
製造過程で飛んでしまった香り、
もともと足りない風味をプラス。
香りが飛ぶ工程の中では
栄養価も失われている可能性が高い。

添加物が入って何が怖い?
添加物は複数組み合わさった時の
安全評価はされていない。
どれもママが作る野菜ジュースには
入らない物質が入っていることは
認識しておきたい。

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どう飲むか?が大切

無添加ではないとはいえ、
清涼飲料水と違って、
お砂糖不使用の100%のジュース。

もしも、
ジュースの代わりに飲むのであれば、
素敵なチョイスだと思う。

「今まではコーラを飲んでいたけど、
代わりに100%の野菜ジュースを」
そんな選択ができたら花丸満点!!

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こんな飲み方は注意

注意したいのは
「野菜を食べる代わりに野菜ジュース」という場合。

野菜ジュースでたくさん野菜を摂ったしもう今日は野菜は食べなくて大丈夫?
そんなことはない。

加工することにより、
栄養も少なくなっている場合が多い。
濃縮還元の場合はなおさら。

さらに
「食べる」を「飲む」で代用する
デメリットもある。

咀嚼をしない分、
唾液も出ずすーっと飲めてしまうし、
ジュースになった野菜には
野菜のチャームポイント、食物繊維が
取り除かれていることも多い。
(後から添加物として「食物繊維」を
わざわざ加えている場合もある)

そしていくら果物であっても
糖分のとり過ぎはよくない。
1日に適切な果物の量はだいたい片手に持てるほどと言われている。
ジュースだと意外に一気に
たくさん飲んでしまうことも。

もちろん少しなら問題ないが、
やはり果物は果物の形で食べる方が
何かと体にちょうどいい。

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野菜ジュースの楽しみ方。

いつものお砂糖たっぷりのジュースを、
100%の野菜ジュースに置き換える、
それって本当に素晴らしい!

忘れちゃいけないのは、
野菜ジュースもジュース、
あくまでも嗜好品だってこと。

野菜ジュースを飲んだ日も、
野菜はしっかり食べようね。

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知って選べばどれも正解!
今日も楽しい食選びを!

ABOUT US この記事を書いた人

フードセレクトアドバイザー 青木めぐみ

保有資格:食学調味料アドバイザー・ホールフードジュニアマイスター・発酵ライフアドバイザー等フードシナプス 代表

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気付き、一念発起。
体を作る食べ物、どう選ぶ?
作り手さんを直接訪ねながら、心も体も大切にしたいママ向けに「笑顔の80点合格!
めりはり食選び」を提案している。