能登半島地震支援を目的に、映画「ひとにぎりの塩」のチャリティ上映会を行いました。
温かなご支援に感謝です。
参加費・募金箱でお預かりした金額から会場代を除いた全額(51,300円)をほくりくみらい基金さんの「令和6年能登半島地震 災害支援基金」窓口へ寄付いたしました。
(参加費・募金59800円-会場費8500円=51,300円)
※振込は完了しましたがすぐには反映しないため、申込フォームの内容にて取り急ぎのご報告とさせて頂きます。↑領収証が届き次第、こちらのブログにて差し替えいたします。
みなさまから頂く貴重なひととき。
参加費・募金を集めることはもちろん大きな目的でしたが、能登のお塩の素晴らしさを深く知って頂き、息の長い支援に繋げられたら。
そんな想いで、準備を進めました。
映画の先立ち、揚げ浜式をはじめとする伝統塩が私たち日本人の体にどれほど必要なものなのか、「塩の選び方のプチ講座」をさせて頂きました。
映画の理解も進むようにぎゅぎゅっとポイント解説。
メインの映画ではお一人お一人の心で感じていただきました。
何度見ても、揚げ浜式を取り巻く全てが美しく映し出された本当に素晴らしい映画です。
映画の後は塩むすびのご試食。揚げ浜塩とそして、精製塩のお味も比べて頂きました。
知識として知って、映画で感じて、舌で納得する美味しさ。
今回の震災で被害の大きかった地域の一つ、七尾ご出身の岩下さんにもお話を頂きました。
花嫁のれん、輪島塗のお重もお持ちくださり。
能登の人々の力強さ逞しさを、映画に続きその迫力と共に感じ、希望を感じるひとときでした。
輪島で揚げ浜式で塩作りをされている「輪島製塩」さんで働かれ、今回の地震で被災された緑川さんも今回駆けつけてくださり、現地の現状をお話してくださいました。
輪島製塩さんはお店に続く道路が寸断され、お塩作りが再開できる状況なのかを確認しにいくこともできず、 また今ある在庫を売りたくても売ることができない状況とのこと。
映画にも登場し、今はとても手に入らない中前さんの大谷塩、角花さんのお塩も、ご自身のお持ちのものを分けてくださりました。
会場からはそのおいしさに感動の声が広がりました。
会の後、こうして皆さんと想いを語り合えたのも嬉しいひとときでした。
最後に
今回のきっかけをくださった石井かほり監督に心より感謝申しあげます。
また今回の会を一緒に盛り上げてくださった岩下さん、緑川さん貴重なお話をありがとうございました。
そして、急な申し出にも関わらずスタッフ側としてお手伝いをしてくださった、ちほさん、みどりちゃん、米ちゃん、リョウさん本当に本当にありがとうございました。
自分では絶対に到達できないあたたかで心地よい空間を作り上げて頂き、心から感謝です。
準備中のいろいろな葛藤や迷いを受け止め相談にのってくれ、当日も最高の黒子として動いてくれた旦那さんにも心からの感謝を。
早朝から土鍋で5回!
料理人の手で心を込めて塩むすびを作ってくれました。
そして、今回ご参加くださいましたみなさま、お忙しい中本当にありがとうございました。
「再開したらこのお塩必ず買います!」「絶対に守りたい大切なものを知れた」「微力でもみんなでできる支援を考えていきたい」といった力強く温かなお言葉やご支援、心より感謝いたします。
自然の猛威を前に私たちのできることは限られてしまいますが、できる人ができることを細くとも積み重ねる。
そんなきっかけの一つになれたら嬉しいです。
能登の素晴らしい人、暮らし、自然、文化、日常がが少しでも早く多く戻りますこと、心よりお祈り申し上げます。