「ひのカル!お料理部」に向けて試作の日々。
気合が入る初回のテーマは、みんな大好きプリン。
でも実はこれ、簡単そうで一番難しい。
再現性、安全性、そして美味しさ。
特に小学生が作るとなると、“火傷注意のカラメル”が最大のハードル。
どんな家庭でも再現できるよう、うまくいくレシピを求めて
動画を見て、レシピ本を読み漁り、試作を重ねる日々。
そんななか、いちばん役立ったのは…
高校時代の家庭科のノートだった。

実家では料理を教わらなかった私が
私が通っていた高校には「選択技術」という授業があって、
3年生になると家庭科か美術を選ぶことができた。
私は家庭科を選択。
週2時間、ちらし寿司をつくったり、小鉢を並べたり、あんこを炊いたり。
――実家では、ほとんど料理を教わらなかった。
だから、この授業が人生で初めて「ちゃんと料理した」経験だった。
それは、決して特別な話じゃなくて。
当時のクラスメイトの多くも、似たようなことを言っていた。

家庭で料理を教わらない子は、これからもっと増える
共働きが当たり前になった今、
「教えたいけど、時間がない」
「任せたいけど、キッチンは危ない」
そんな思いを抱えるママたちも多いはず。
でも、食べるって、毎日のこと。
だからこそ、“実際に手を動かして、自分で作ってみる”って、
子どもたちの自信にも、未来の力にもつながっていくんじゃないかな。

作る力が解決策
勉強のために、お肌のために、健康のために
「食を整えたい」という瞬間が誰しもきっと来る。
お金でよい食を手に入れることもできるけど、継続が大切。
最後は料理を作る力がものを言う。
だからこそ。
今、この時代にお料理を伝えることはきっと大きな意味がある。
気持ちを引き締めて頑張ります。
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!