Kさんの事例ー個別相談ー - めりはり食選び        
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食選びの優先順位は人によって変わる。
好きな食べ物、よく食べる物、大切にしている食べ物…だけどなんだか食べ続けていいのか不安。
そんなコアパートを見直すことで、心も体もスッキリ前向きに。
ライフスタイルに寄り添った形で、具体的な解決策を提案すること。
食改善マンツーマンコーディネイトの事例を一部紹介します。

とにかく忙しいKさん(33歳)

大学で准教授として活躍中のKさん。
授業の合間には論文を執筆し、海外の学会に出席されたりととにかく忙しく、食生活は正直おざなり。
料理も余裕ができた時にYOUTUBEをみて初めての料理に挑戦してみるといった感じで、平素はほぼ外食ということも珍しくないとのこと。
ただこれといった体調不良や困ることもないため、ひたすらに仕事に邁進する日々。
「食は大切」という通説は各所で目にするため、漠然とこれでいいのかなと思っていたり、この先歳を重ねていく上での不安も。
何がいい、悪いという原因がわかっているわけではないけれど、仕事にグッと集中できる日と、そうでない日があるようで、食改善でパフォーマンスが上がればとご相談してくださいました。
便利なものには何かしら裏があるのは理解できるが、それが自分にとって重要なものであれば改善したいし、重要度が低いものであれば添加物を辞めたいとは特に思っていないとのこと。

特段甘いものが好きというわけではないけれど、仕事のスイッチとしてスティックタイプでお湯を注ぐだけのミルクティを飲んでおり、これってどうなんですか?
また、忙しくて正直食事は手の凝ったものは毎日作ってられないけれど、外食を自炊に変える努力はしたいと思っており、まずは何からするのがいいのかな、無洗米はやっぱり何かよくないの?ということでした。

まず、スティックタイプのミルクティに関しては、原材料を一つずつ解説していきました。理屈から理解すれば動けるタイプとご自身がおっしゃっていたからです。
紅茶と思っていたものが、糖分とよくわからないものが多いことに驚かれていました。
でも、お湯を注ぐだけの紅茶って便利ですよね。
ミルクティを飲む状況を伺うと決まって研究室の中でとのこと。お部屋の写真も見せてくださいました。
さすが教授、プライベートな研究室の中には、冷蔵庫やレンジ、ポットや流しまであります。
ここで紅茶を入れるのは大変ですか?と尋ねると、「いや特に。」との回答。
甘いものでホッとしたいのが目的で味にこだわっているわけではないので、スティックタイプで十分という選択だったようです。
その場で茶葉でお茶を入れ、牛乳をちょっと足してお出ししました。甘さが足りなければとお砂糖も添えてました。
ストレートのミルクティを飲んだKさんは一言、「これで十分かも。牛乳にも甘みはありますね」。
ティーパックの紅茶と、冷蔵庫に小さな牛乳を研究室に常備しておけば、簡単にホッと一息できそうです。ミルクティには黒糖もあうので、おすすめの粉末タイプの黒糖もお伝えしました。

また、食生活の改善に関しては、みそまるの活用と、お鍋の夕ご飯から取り入れてみることをご提案しました。
お鍋は毎日だと味付けが大変ですが、ポーションやキューブタイプの便利な一人用のお鍋の元も売っています。
それらもうまく使うのも一つの手。
野菜や食材をまずはしっかり食べることをお伝えしました。
ただ、これらの便利なお鍋の素にはやはり裏もあります。
知った上でできる日はお味噌を使った鍋や、お醤油と柑橘でポン酢にしてみることをおすすめしました。
無洗米も味わいは異なりますが、忙しい方の救世主。
是非活用して、余裕のある時は普通のお米も楽しんでみるのもいいかもしれませんねとお話しました。

「漠然と裏がありそうだと思っていた鍋の素、やはり裏はありますね。ただ、単身の今の自分は限られた時間の中で、まずは必要な栄養を摂ることが優先なので、うまく使わせてもらいます。子供を持ったら卒業したいということははっきりしたので、よかったです。」
みそまるは早々に「味噌タッパーで十分!」とジャッジされ、研究室に味噌タッパーを置き、溶かして飲むのが習慣となり、これもまたほっとするランチタイムにしてくれているようです。

貴重なお時間をありがとうございました。





ABOUT US この記事を書いた人

フードセレクトアドバイザー 青木めぐみ

保有資格:食学調味料アドバイザー・ホールフードジュニアマイスター・発酵ライフアドバイザー等フードシナプス 代表

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気付き、一念発起。
体を作る食べ物、どう選ぶ?
作り手さんを直接訪ねながら、心も体も大切にしたいママ向けに「笑顔の80点合格!
めりはり食選び」を提案している。