DNAが求める。塩むすび - めりはり食選び        
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素敵なお塩を手に入れたら、これやって!

いいお塩に出会ったら。
まずやってほしいのが、塩むすび。
しみじみと美味しく、DNAに訴えかけてくる美味しさがある。

塩むすびを簡単に作る裏技もご紹介!

本当に簡単?「いい塩梅」

とはいえね。
「握るだけ、簡単!」
って言うけど、ねえほんと?

お料理大嫌いママ代表の青木に言わせると。

「おにぎりだって十分難しい!!」

特に塩加減。
指先につけたお塩を握りながら馴染ませて…
ってうまくできない上に、散らかりがち。
そもそも手に塩つけること自体面倒!って思うのは私だけ?

塩加減が良くないおむすびは満足度もグッと下がる。

炊くだけ塩むすび

ということで、我が家は炊飯時に先に塩を入れてご飯を炊いて、お塩の後付けはしません!
炊き上がった塩味のご飯を握るだけ!

これだけのことなんですが、ググッとおにぎりのハードルが下がるし、均一に味がつくので失敗知らず!

【炊くだけ塩むすびレシピ】
・お米2合
・塩小さじ半分。

①研いだお米に塩を入れて通常通り炊く
②炊き上がったら握る。具を入れてもよし、入れなくてもよし!

※具の塩気が多ければ塩の量は調整。
※具なしの塩むすびであればお米2合に小さじ1弱くらいでもOK。

邪道だけど、正義。

もちろん、手に塩をつけて握るおにぎりは素晴らしい。
一口目は塩がほどよく効いて、食べ進めるほどにご飯の甘み、そして具材に到達して…と最高の美味しさを演出してくれる。

でもその最高峰のおにぎりを目指して、
「ああ、めんど。コンビニでいいや」
って思ってしまうより、ちょっと邪道でも愛情込めて握るおうちのおむすびっていいよねって思うんです。

自分の忙しさに合わせた手抜きも正義。
その分、味を左右するお塩選びは慎重に。
そんなめりはりを大切にしています。

珠洲のお母さんの知恵

さて、この「ご飯に塩を入れて炊く」というのは、映画「ひとにぎりの塩」で珠洲市のお母さんから学んだ知恵です。
(映画では塩入りごはんをお茶碗に持ってお刺身と一緒に普通に食べていて衝撃!)

ご飯と塩だけでご馳走!
でもなんだか心に迫る美味しさなのは、海と大地、日本人のルーツに沿う食べ物だからかも。

上映会では、平釜のお塩で握った塩むすびをお出ししようと思っています。
(能登のお塩でできたらと思いましたが入手困難な今、それは本来の支援にはならないと判断し。ルーツの近いお塩でご用意します。)

コンビニ塩むすびの裏側

コンビニおにぎりの売り上げは年間60億万個を超え、 日本人一人あたり、年に50個ほどのコンビニおにぎりを食べている計算。
便利だから私だって買う日もある。
だけどその便利さを実現するために、いろいろなものが入っているし、自分で作るよりずっと割高なのも忘れちゃいけない。

ちなみに、よくあるコンビニの塩むすび(110円くらい)の原材料はこんな感じ。

「うるち米、調味液、植物油脂、食塩」
(え、油?!そして調味液ってなんだろね。)

素敵なお塩に出会ったら、ぜひお家で塩むすび、作ってみて!
こんなにシンプルでしみじみと美味しいものはそうそうないと思います。

知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!

ABOUT US この記事を書いた人

フードセレクトアドバイザー 青木めぐみ

保有資格:食学調味料アドバイザー・ホールフードジュニアマイスター・発酵ライフアドバイザー等フードシナプス 代表

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気付き、一念発起。
体を作る食べ物、どう選ぶ?
作り手さんを直接訪ねながら、心も体も大切にしたいママ向けに「笑顔の80点合格!
めりはり食選び」を提案している。