憧れの添加物王子! - めりはり食選び        
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「添加物王子」勝田さんのウェビナー。
安部司先生監修での撮影現場を見学させて頂きました!(@ダイレクト出版さん)

仙台でからだに優しい自然派新釜ピッツァとイタリアンごはんのお店、amo la Pizzaを経営されているオーナーシェフ勝田良樹さん。
https://www.amola-pizza.com/
お子さんとのやりとりの中で、便利な食品がもたらす味覚への影響にハッとしたのをきっかけに、お店のお料理を食べる人の体にとって本当にいいものに切り替えていったとのこと。

定休日にはお店で年に20本もの添加物講座をされているという勝田さんは「杜の都の添加物王子」と呼ばれていて、加工食品診断士になった時からずっと遠く憧れの存在。
勝田さんの講座を生で勉強させていただける機会がやってくるとは!!

「作る」と「伝える」

憧れる理由は、食の迷子だった頃の自分が勝田さんのような方がいるお店に出会えてたらなあと心から思うから。

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気づき、「よりよい食を求めたい」と一念発起した2年前の私がぶち当たった壁は2つ。
フラットな食選びの情報が手に入りにくいこと。
そしてそのアンサーとなる食品が身近で手に入らないこと。

必死に勉強して理想は持てても、実際食べれるものがない…
「知らない方が幸せだった…!」
よくなりたいと願っただけなのに最悪の現実。

あんな想い、他のママには絶対させたくない!
食選びの「知識」と、その答えとなる「日常の食」の具体的な一歩を両軸で提供できたら。
だから、ずっとそう思っていて。

勝田さんは「(安倍司先生の考えをベースとした)知識」と「食での答え」の両方を同時に提供されていて本当にすごいなあと。
たくさんの方をそっと心地よく、より良い未来に導いているんだろうなあと。

作ることと、フラットに伝えるのはまた違った作業なはずで、それを1つの体でやってのけるブレのない説得力。
もちろんオーガニックをコンセプトにしたお店はたくさんあるけれど、お店を切り盛りする中で現実と理想の葛藤の着地点を見つけながら、講師として立ち続けるのはまた違うものがあるんだろうなと思うから。

料理人のきもち。

勝田さんがお話してくださった多くの飲食店側のリアルな気持ちは、納得と希望が詰まっていて。

「多くの料理人は食べる人の体のことまで考える余裕なんてないのが現状。」

自分のお店を守るため、どうしても売り上げを求めなければならない、時間もない。
少しでも人件費を削減するために、いつも人手はパツパツ、疲労状態。
そんな飲食店の悩みを解決できる添加物を駆使した既製品も充実している昨今。
手間暇かけて料理しなくてもそれなりの料理が用意できる。
お客さんにおいしいと言われてもピンとこない。だって封を切って盛り付けただけだから。
本当は腕を磨きたかったはずなのに。
お客さんは安くて万人受けする濃い味でボリュームにも満足できるものを選んで、そちらにお金を払う。
便利な既製品で十分、技術を磨く必要性も薄れ、作る人と食べる人の距離が離れていく。
こうして、ヘルシーを謳う飲食店であっても食べる人の体のことなど考えていない悲しい現状が今の飲食業界のリアル。

だけど。
未来は必ず変えられる。

作る人を支えているのは、食べる人だということを忘れちゃいけない。
丁寧に作られたものの味わい・価値を理解して支持すること。
私たちが心がこもったものを選び続けることで初めて、料理人は安心して心を込めて料理ができる。

選ぶものから変えていけば、料理人が変わって、本当の「おいしい!ありがとう」が増えて、その言葉と売り上げに自信が持てて…ときっといい循環が生まれていく。

1人100歩より、100人の1歩。

その言葉の通り、地元から食の知識と丁寧に作る美味しいお料理を提供し、小さな1歩を踏み出す人を増やし続ける勝田さん。

勝田さんや素晴らしい先輩方を追って、私もまた、新たな挑戦に踏み出します。

知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!

ABOUT US この記事を書いた人

フードセレクトアドバイザー 青木めぐみ

保有資格:食学調味料アドバイザー・ホールフードジュニアマイスター・発酵ライフアドバイザー等フードシナプス 代表

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気付き、一念発起。
体を作る食べ物、どう選ぶ?
作り手さんを直接訪ねながら、心も体も大切にしたいママ向けに「笑顔の80点合格!
めりはり食選び」を提案している。