意味なし!添加物を覚えるのがムダな理由。 - めりはり食選び        
instagram
facebook

「添加物を危険なもの順に覚えて、それだけでも避けよう!」
一見、賢い努力のように思えるけれど、実はもったいない努力。
次々と新しい添加物が認可される食品業界。
せっかく覚えても、違う名前で同じ働きをする添加物に置き換わっただけかも。
一見遠回りでも、「本来の食べ物の姿をすること」。
それは時代が変わっても揺るがない一生物の知識になるよ。


添加物を覚えてもムダな理由

「危険な添加物トップ5」とか気になるよね。

(私も見ちゃう。笑)

トップ5の特に危険なものだけでも覚えておこうとかって思ったりするよね。

でもね、添加物を覚えるの、あんまり意味ないの!

だって、添加物って毎年、新しい添加物が増え続けるから。

添加物は毎年新たに認可される

日本で現在認可されている添加物は、物質数にするとなんと4500以上。

さらに毎年、私たちが知らないところで新たな添加物が認可されている。

「“リン酸塩(←不安な作用がいっぱい)”は 消費者のイメージがよくなくなってきたから、それに変わる新しい添加物を開発しよう!」

こんな感じでね。

つまり、いたちごっこ。

これからもずっと、危険なものの知識、アップデートしてく?

家族にも、常に最新の危険な添加物をシェアし続ける?

それはそれで、素晴らしいかも知れないけれど。

添加物を教える代わりに、「本物を教える」

添加物を1つも知らなくたって、自分にとって必要な食品を選ぶことはできる。

ポイントは、本来のものを知ること。

例えばプリンって、 卵・牛乳・砂糖で作れるの。

「それ以外が入ってたら 立ち止まって考えよう。」

子供にはそんな風に伝えたい。

プリンの裏側を見た時、

液卵、砂糖、乳製品、植物油脂、加糖卵黄、 カラメル、でん粉分解物、乳たんぱく質 /香料、糊料(増粘多糖類)、pH調整剤・・・

この一つ一つの原材料がよくわからなくても、なんとなく思うでしょう?

よくわからないもの、原料の姿のイメージさえできないものは、便利に安く綺麗に…作るために使われているもの。

「本当は材料3つで作れるのに、何かおかしい」

そんな素朴な疑問が、子供の未来を守ってくれる。

一生揺らがない知識

これから新たに、新しい添加物が増えるかも知れない。

住む地域によって、手に入るメーカーも違ってくる。

そんな時でも。

本来の食べ物の姿を知ることは時代や住む場所が変わっても揺るがない、 一生物の知識になるよ。

添加物の暗記より、本来のものを知る体験を。

知って選べば、どれも正解!

今日も楽しい食選びを!


我慢も後悔もしない!80点合格の食選び!

ABOUT US この記事を書いた人

フードセレクトアドバイザー 青木めぐみ

保有資格:食学調味料アドバイザー・ホールフードジュニアマイスター・発酵ライフアドバイザー等フードシナプス 代表

娘のアレルギーをきっかけに食の大切さに気付き、一念発起。
体を作る食べ物、どう選ぶ?
作り手さんを直接訪ねながら、心も体も大切にしたいママ向けに「笑顔の80点合格!
めりはり食選び」を提案している。