本来のポン酢醤油は柑橘果汁とお醤油だけ。
市販のポン酢醤油は甘みや出汁が入っていますが、コスト重視でちょっと不安なものも。
そもそも今日のお料理にその甘みや出汁は本当に必要?
上手な選び方と手作りポン酢をご紹介します!
詳しくみていきましょう!
お鍋にポン酢は最高の贅沢
お鍋がおいしい季節!
ポン酢しょうゆで楽しむご家庭も多いのではないでしょうか?
ここで問題!ポン酢しょうゆって、何からできてると思いますか?
本来のポン酢ってなあに?
そもそも「ポン酢」という名称はオランダ語で「ポンス=柑橘果汁」が由来。
「ポン酢醤油」「味付けポン酢」と呼ばれるものは、柑橘果汁とお醤油を調合したもののこと。
もちろん自分で作れます。
なんと!絞った柑橘果汁とお醤油を1:1で混ぜ合わせるだけ。
柑橘はなんでもOK!
すだち、かぼす、ゆず、レモンなど、その時手に入るお好みのもので。
シンプルだけど、搾りたての柑橘の爽やかな香りで、豊かな食卓に。
市販のポン酢の裏側
今では、こうして搾りたてのポン酢醤油を楽しんでいる我が家ですが、少し前まではポン酢醤油は買うもの!
調合されたものを買ってくるのが当たり前でした。
ここで市販のポン酢を見てみましょう
あれれ。柑橘とお醤油だけでできるはずが、いろいろ入ってます。
かるーく解説しますね!
果糖ブドウ糖液糖
主にとうもろこしなどからできた甘いシロップ。甘味付けに使われています。
砂糖ではない理由は、砂糖よりずっと安いから。
血糖値の急上昇などが気になる甘味料です。
醸造酢
市販のポン酢しょうゆは、果汁100%ではなく酢も加え酸味を出しています。
醸造酢もお酢のことですが、その原料はメーカーに聞かないとわかりません。
遺伝子組み換えのとうもろこしが使われている場合も多いですし、こだわったものかもしれません。
こだわったものの場合はパッケージに「純米酢使用!」などと書かれています。
調味料(アミノ酸)
いわゆる化学調味料。
旨み付けに使われています。
特に味覚形成期の子供には避けたいものだと思っています。
香料
製品化する際に飛んでしまった香りを補填するために使われています。
柑橘から採取したもの!などではなく、化学的に調合されたものです。
こだわり出汁入りポン酢の裏側
次はこだわり「出汁入り」のものをみてみましょう。
果糖ブドウ糖液糖
主にとうもろこしなどからできた甘いシロップ。甘味付けに使われています。
砂糖ではない理由は、砂糖よりずっと安いから。
血糖値の急上昇などが気になる甘味料です。
かつお節エキス
かつお節から単純に出汁を取る場合は、原材料は「かつお節」になります。
「⚪︎⚪︎エキス」と書かれている場合はよそから仕入れたエキスを使用しているという意味です。
エキスとして仕入れている場合、その中には保存料や着色料、化学調味料が入っていても表記は不要。
メーカーに聞かないとわからない。聞いてもわからないことが多い。それがエキスです。
本当にこだわっている商品には⚪︎⚪︎エキスは使われてないことを覚えておきましょう。
酵母エキス
長くなるのでいろいろ割愛しますが、旨み付けの為に使われています。
添加物の区分ではないため無添加を謳う商品にも使われ油断されがちですが、化学調味料と作用はほとんど変わりません。
特に味覚形成期の子供には避けたいものだと思っています。
調味料(アミノ酸)
いわゆる化学調味料。
旨み付けに使われています。
特に味覚形成期の子供には避けたいものだと思っています。
増粘剤
とろみ付けのための添加物です。
とろっとしていた方が使いやすいし、高級感も演出できます。
ポン酢の選び方
もちろん、市販のポン酢も、もっとシンプルに作られたものもあります。
原料をチェックする際は、果糖ブドウ糖液糖や⚪︎⚪︎エキスなど、見慣れない、よくわからないものができるだけ少ないものを選ぶこと。
そしてなによりも。
その甘みや旨みが、今日のお料理に本当に必要か、そしてそれはポン酢の中に入っている必要があるのか、を考えることが大切。
我が家の場合は、ポン酢醤油を使うのはほぼお鍋にだけ。
確かに甘みがあった方が食べやすいけれど、お肉や油揚げなどコクがあるものや、肉団子など調味してある具材だと、特につけるものに甘みがなくても気にならない。
お鍋と一緒に食べる時、具材からたっぷりの出汁が出ているので出汁が入っている必要は特にない。
だからポン酢醤油は気付けば買わなくなりました。
今日は簡単ポン酢?手作りポン酢?
確かに柑橘類は高い。
だけど柑橘一つでお料理はグッと美味しくなる。
食卓全体が爽やかな香りに包まれて本当に幸せ。
うまくできてるなあと思うのは、お鍋の季節が柑橘の旬とも重なること。
いつもより安くなるし、住む場所によってはご近所からいただく機会も増える。
風邪が流行るこの時期に必要な栄養素もたっぷり詰まっている。
そして、ポン酢は買ってきても最後は余らせがちな調味料の一つ。
微妙に残ったお鍋にしか使わないポン酢、焼き肉にしか使わない焼き肉のタレでぱんぱんだった冷蔵庫。
手作りポン酢なら使う分だけ用意できるので、少し残ったポン酢を冷蔵庫で延々と冷やし続ける必要もなくなる。
幸せ度や栄養価も加味して総合的考えると、手作りポン酢ってコスパいいなあって思ってます。
(とはいえ、ご家族が多かったりすると事情が違うかもしれませんね。)
手作りポン酢の作り方
いいことしかない手作りポン酢醤油。
気持ちに余裕がある時は、ぜひおすすめ。
材料:
・お好きな柑橘
・醤油
作り方:
①柑橘を絞る。
②同量の醤油を入れて混ぜる。
ね、びっくりするほど簡単でしょ?ぜひお試しを!
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!
我慢も後悔もしない!80点合格の食選び!