乳・小麦・卵不使用でも
子供達にとって本当に美味しいを作るには?

地域クラブ実証事業として、埼玉県立伊奈学園中学校様でお料理部の講師を夫婦でさせていただきました。
第三回はハヤシライスとホットココアをバレンタイン仕様で

誰もがおいしく手順も材料もシンプルに
アレルギーに対応すべく、当初の予定から大幅に調整した第3回。
「せっかくならみんなで同じものを作って食べたい!」
牛乳・バターを使わず且つ子供達が食べやすいマイルドな味にするために、何度も何度も試作を繰り返したハヤシソース。
「不使用で作る」それ自体はできても、
美味しくなくては意味がない。
手間がかかっては続かない。
丁寧な仕事を重ねて美味しさを作る旦那さんに
「そんなに複雑な手順じゃ、おうちで作れないって!」
と私文句をつけるだけつけ
バチバチになりながらも、何度もレシピをアレンジ。
我が家はこの期間、連日ハヤシライスを食べ続けました。

どうしても手間がかかってしまうところは、
「だからこの作業は必要なんだ」
「この手間があることで、これが不要になる」
と、納得できる説明を丁寧に加えて。

そんな渾身のハヤシ…全員ピカピカに完食
トマト嫌い、きのこ嫌いさんからの
『これならいける!』にほっと一安心。
バレンタインにココアはいかが?

チョコやルーの裏側を実験を交えて、カカオ製品を取り巻く現状をお伝え。
ココアもカカオからできてて、チョコの兄弟みたいなもの。
市販のチョコを溶かすだけじゃない、チョコ風味の足し方とコツも。

みんなでココアの美味しい淹れ方も探求。
よく練ること、そしてひとつまみのお塩で甘さが増すことに驚きの声。
ミルクココアは飲みやすいけど、ちょっとの工夫で牛乳なしでもこんなに美味しい!
バレンタインにお家の人に作ってあげるのもいいよね!
「誰かを想ってつくる」ってどういうこと?
そんなことをみんなと考えました。

「みんな一緒のごはん」が貴重な現代
個々の食の制限。
そして用意する人も、食べる人も忙しくて。
ひと昔当たり前だった「一緒の食を囲む」が困難な現代。
アレルギーの対応方法もいろいろあると思う。
便利な代替食品もある。
だけど、「笑顔が続く食」の本質を見失わないように。

みんなで同じものを食べる幸せ。
一回でも多く積み重ねたいな。
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!