知りたい!添加物の「今」
東京ビックサイトで行われた添加物展に
今年も行ってきました!
ifia JAPAN 国際食品素材/添加物展
新しい添加物や素材を探し求める
食品メーカーと、開発側のメーカーで
熱気溢れる展示会。
添加物の今が知りたくて!
この展示会を毎年楽しみにしている
添加物マニアです。笑
さて、全ブースを周り、
私が今年感じた、大きな流れは。。
マスキングの添加物
「これなら食材の味、消せますよ〜」
というマスキング効果を謳ったものの
多いこと!
ビーガン、ハラル、グルテンフリー、
糖質フリー、アレルギー対策として
開発される代替食品たち。
食感や風味を添加物で「足す」のが
主眼だった去年のラインナップと比べ
今年感じたのは「引き算」の添加物。
確かに大豆で代替する食品などは
どんなに味付けされていても後味に
大豆特有の匂いを感じることがある。
「大豆臭さを消せちゃう添加物!」
確かに夢のよう。
「嫌なとこはマスキング材で引き算して
お好みの香料をつければ…ほら解決!」
…なるほどです。
引き算の方法もいろいろあって。
添加物の力で引き算する方法もあれば、
元々風味の乏しい素材を使う方法も。
個性がない方が扱いやすい。
何にでも変身させられるから。
そうやって「らしさ」をマスキングして
みんなが好む食品に。
いろいろな制約で食せなかったものが
おいしく食べれるのはありがたいこと。
一方で、
どこかでブレーキをかけないと
食はどんどん自分の手元から離れて
得体の知れないものになりえそう。
素材の持ち味を活かした調理法で
味わうという選択肢だってある。
「らしさ」を消して、
本物そっくりにしなきゃだめですか?
魔法が解けたら…
見知らぬ、味のない素材と、
予想以上に多くの添加物でできていた。
なんてことにならないように。
加速する代替食品
代替食材を使って作られる加工品。
別の材料で作れば、
当然食感や味は異なるわけで。
出始めの頃は、
「食べれないはずのものが食べれる!」
そんな喜びで、多少の違和感に
目を瞑るのが当たり前だったはず。
でもでも、せっかくなら
より本物らしいものが食べたいのが
人間なわけで。
添加物で食感や風味を似せて。
どんどん本物っぽくなる代替食品。
この流れはもう止められない。
だって、誰かの「課題」を
解決するのが商売だから。
代替食品に今感じている不都合。
例えば
・味や食感の違和感
・特別なお店でしか買えない
・値段がお高め
などなどは、
近々全て解消されることでしょう。
代替と本来の物の区別がつかないくらい
おいしくて、違和感がない食品が、
近くのスーパーで、本来のものよりも
ずっと安い金額で買える未来。
必ず来る、そんな未来を生きる私たちは
自分の求めるものをしっかりと持ち
本質を見極め均衡をとっていくことが
必要になってくるのだと思う。
飽食の時代を生きる、面白さと難しさ。
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!